鎌田雄一郎著『ゲーム理論入門の入門』(岩波新書, 2019年4月19日発売開始予定)目次
はじめに──この本を手にとったあなたへ
第1章 ゲーム理論とは———戦略的思考の理論 ラスベガスで意思決定/競馬で意思決定/じゃんけんぽい/スマホ市場のゲーム理論
第2章 ナッシュ均衡———相手の動きを読め! 実はコロンブスの卵/ナッシュ均衡の定義/こんなことでノーベル賞?/ルパンと次元は白状するか/「ジレンマ」と太郎くん/囚人のジレンマで、社会経済問題を斬る!/僕のジレンマ/僕は学会、家てんてこ舞い/我が家のナッシュ均衡/妥当な予測方法?/授業でゲーム/ナッシュ均衡なんて信用ならん!
第3章 複数均衡の問題———どのナッシュ均衡?! ラブジェネゲーム/哲平と理子のナッシュ均衡/ナッシュ均衡は予測に使えるか/キーボード配列とエスカレーター
第4章 非存在の問題———ナッシュ均衡がない?! じゃんけんのナッシュ均衡/新しいナッシュ均衡の定義/じゃんけんを科学する/「分からない」の意味/ナッシュが証明したこと/PKも科学する/サッカー選手が学習する/カリスマ候補者 v.s. 平凡候補者/選挙戦の行方はいかに?!
第5章 完全情報ゲームと後ろ向き帰納法———将来のことから考える 先手必勝の場合/バークレーでラーメンゲーム/ゲームの木で考える/博多天神は、出店するのか/サンフランシスコでもラーメンゲーム/ゲームの木の描き方ルール/典型的な間違い/後ろ向き帰納法、威力を発揮!/値下げなら値下げラーメンゲーム/市場分析と、利潤最大化(の知識)の仮定/一風堂店主とトランプ大統領
第6章 不完全情報ゲームと完全ベイジアン均衡、そして前向き帰納法———過去について考える ゲームの木に装飾を/センスのない金持ち/ 画家ゲームを解こうとすると…/金持ちは、お値打ちの絵を買えるか?/届いてしまった絵/届かない絵/ビジネスにおける完全ベイジアン均衡/あおいと准一の完全ベイジアン均衡/わざわざデートに来たあおいちゃん
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おわりに